売上高成長率
売上高成長率は、「売上高伸び率」とも呼ばれ、当期の売上高が前期に比べて、どのくらい伸
びたかを示す財務指標をいう。一般に売上高は、企業の成長性や規模の拡大を測る基本的な尺
度であり、売上高が前期より増加すれば「増収」、減少すれば「減収」を意味する。その分析
にあたっては、過去５年間程度の数値の変化に注目し、実際の推移をもって判断することが望
ましいとされる。
また、売上高成長率が高くても、それが市場（その企業が属するマーケット）の成長率や物価
の上昇率を下回っている場合には、実質的な売上高の減少（企業の成長性の低下）が起きてい
ることを意味するので注意が必要である。また、本指標が急激な売上拡大に伴って大きく伸び
た場合には、借入金が大きく増加したり、社内管理体制が追いつかなかったりするなどの事態
が生じることもあるので、バランスの取れた成長であるかをチェックすることも必要である。
・売上高成長率＝{(当期売上高−前期売上高)÷前期売上高}×100
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