与信管理


 売上はお取引先から入金されて本当の売上であり、仕入先を偏重しすぎたときの部材を始めと する調達が滞っても企業は生きていけません。そんな意味で取引先をよく見ることが、与信管理 の始まりとなります。
 与信管理と一言で言っても、何をどうしたらよいのか。そんな内容をご紹介いたします。

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信用リスクとは?

与信管理コンサル|ウイング・ビジネス・コンサルティング 株式会社


 世の中には、多くのリスクが混在しています。自宅が災害にあったら...歩いていて事故 にあったら...など。この世に生を受けてから、リスクとは切っても切れない関係にあるこ とは間違いのない事実です。


 さて、企業における「リスク」とはどんなものがあるでしょうか?


   1)市場リスク     2)風評リスク   3)法務リスク
   4)事務リスク     5)システム・リスク などなど
 考えると気になることばかりです。その様な中で、最も大切なリスクとして考えられるのが 売上の回収に伴う『信用リスク』です。
 『信用リスク』とは、取引先企業の倒産により売上回収が滞ることを言うことが多いのですが、 仕入が滞ることも私たちは、同様に信用リスクと考えています。
 では、『信用リスク』は、単に売上や仕入の額だけで基準を設ければ良いのでしょうか?自明 ではありますが、売上規模が異なる企業にとって、同じ金額でも会社に与える影響度合いが異な るため、信用リスクを測る場合の金額も企業によって、異なると言えます。
 それでは、『信用リスク』とは、どんな形で把握することが大切なのでしょうか?
これは、次の3つの要因での分析が必要になると考えられます。
   1)回収を始めとする期間はどれくらいかかるのか?
   2)どれくらいの割合で、倒産がおこるのか?
   3)どれくらいの損失をだすのか?
 まずは、取引先の倒産の可能性とその要因、時期を把握することと、当該取引先に対する売上債 権がどの程度あるのかを常に把握することが、重要となります。

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与信管理


 安全な企業、危ない企業をどの様に対応すれば良いのでしょうか?
最も簡単な方法は、危ない企業とは、取引をしないことです。しかし、企業は生き物であり、 従前は非常に良い取引であった企業の業績悪化の中で、急に取引を止めることも簡単にできな いことが多いでしょう。

 安全な企業と危ない企業だけの分類では、現実的ではありません。危ない会社をといっても、 「もしかすると危ないかも」「危ないかもしれない」「かなり危ない」などに分けることで 取引先との取引量、取引期間などを変えることを行い、大きな損失を発生させないことがで きる様になります。
 その様な考えに従って管理することを「与信管理」と言っています。
 一般的に出てくる「与信」とは、「信用を供与する」ことで、一般的にに「商取引において 取引相手に信用を供与すること」を示しています。但し、私どもは、売上に関る債権だけでな く、仕入についても、その会社での大きなウエイトを持つようになってくれば、仕入が滞るこ とで大きな損害が出ることを鑑み、「取引先管理」としての「与信」が必要になると考えてい ます。

与信管理コンサル|ウイング・ビジネス・コンサルティング 株式会社  この信用を与える間の売掛債権を管理することを「与信管理」と言い、取引先の安全性・危 険性に応じて、取引の可否・取引の規模を考え、決定し、運用していくこをを指します。取引 先が倒産或いは倒産に準ずる様なことになった場合、具体的な損失となるのは、売掛金や手形 などの売上債権の金額分ですから、この残高を管理することを行います。
 安全な企業に対しては、この売上債権残高の上限として許される信用枠を大きく取り、危な い企業に対しては、この信用枠を小さくすると言う考えです。また、安全だからと言って規模 の小さな企業に無限に信用枠を置くことはなく、企業規模に合わせて信用枠を調整することが 必要でしょう。
取引先のリスクを管理するときには、この「与信管理」という管理方法が最もポピュラーであ り、効果も大きいので、実務では幅広く使われています。

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