株価収益率

株価収益率は、「PER」とも呼ばれ、株価を利益面から見て「割安」か「割高」かを判断する
際に使われる指標で、株価を一株当たり利益(税引き後)で割ったものをいう。具体的には、
株価が一株当たり利益の何倍まで買われているかを示し、これが高いほど株価が利益に対して
割高であることになり、一方でこれが低いほど株価が利益に対して割安であることになる。例
えば、株価が500円で、一株当たり利益が50円ならば、株価収益率は10倍となる。

・株価収益率=株価÷EPS(1株当たり利益)

一般に株価収益率は、業界の市場平均との比較や、その会社の過去のレンジとの比較などから、
割安か割高かを判断する場合が多い。ちなみに、どのくらいの株価収益率が妥当かという基準
は特になく、またグローバル企業を比較する場合には、マクロ的な金利水準だけでなく、各国
の税制や企業会計の慣行なども考慮する必要がある。あと、新興企業については、その成長性
から期待先行で買われ、株価収益率が高くなる傾向がある。

なお、株価収益率と共に、株価の割安や割高を判断する代表的な指標として、株価を一株当た
り純資産で割ったものである「株価純資産倍率(PBR)」がある。


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