株価益回り

株式益回りは、「株式益利回り」とも呼ばれ、1株当たり税引利益(1株当たり純利益)を株価
で割ったものをいい、これは株価収益率(PER)の逆数(1/PER)となっており、株式投資に利回
りの概念を取り入れたものである。例えば、PERが25倍であれば益回りは4%、PER50倍であれば
益回りは2%になる。これより、一般にPERが低いほど株価が割安とされるのに対して、益回りは
高いほど株価が割安といえる。

株式益回りは、株価水準と1株当たり税引利益を比較する点では株価収益率と同じ発想であるが、
金利水準との比較を目的としているため、逆数となっている。また、本指標は、長期金利(長期
国債の利回り)から株式益回り(東証一部予想ベース)を差し引いた「イールドスプレッド」や、
長期金利を株式益回りで割った「イールドレシオ」などで、株式相場の割安感や割高感を判断し
たりする場合にも使われる。

 株式益回り(%)=(1株当たり純利益÷株価)×100

・イールドスプレッドが小さい(大きい):株式相場は割安(割高)
・イールドレシオが低い(高い):株式相場は割安(割高)


|Home| |戻る| |お問合せ|

icon プライバシー・ポリシー