借入申込書の書き方

通常、金融機関へ借入依頼する時、口頭で伝える場合がほとんどです。わざわざ借入申込書を
作成する必要はないと思います。
ただし、借入申込書を作成することは、金融機関が稟議申請をする際の資料として、有効であ
り、融資実行の方向性の確認、融資実行までの時間短縮には大きな影響力がでます。
また、借入申込書の作成により、借入に関する整理事項とし、金融機関と交渉する時のポイン
トを明確にする意味で感覚で作っておけばいいでしょう。

次に借入申込書のポイントを列挙しましたので、ご参考にしてみてください。

 1) 借入内容

    借入希望金額
    借入期間
    希望する金利(固定・変動金利等金利体系を含む)
    返済方法(期日一括、分割払い 等)

 2) 資金使途

    設備資金・運転資金 等
    具体的に記載できる場合は、もっと具体的に記載した方が良いです。
     例)一番の得意先であるA社の売掛代金回収条件が、1か月ほど今月に限りズレたた
       め、今月末の仕入代金支払いに不足を生じるため、その立替資金として申込みす
       るもの。
       また、A社の1か月のズレは、単発の新規外資系会社との外為取引によるもの。
       この単発取引の契約書は別途添付します。 等

    注)資金使途というと、お金の使い道と思われがちですが、それは違います。運転資金
      の場合、入金額が出金額に対して少ないから、資金不足になるわけです。ですから、
      本来入金されるはずのお金が入ってこない理由が資金使途なのです。

 3) 調達方法

    必要資金総額 = 自己資金 + 借入(銀行別)

 4) 返済原資・返済方法

    運転資金の場合、上記例であれば、A社からの資金回収
    設備資金の場合、事業計画書に従う収益返済 等

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