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資金運用表の必要性
資金繰り表は、資金の出入りを表しただけであるため、その過不足の状態を
把握できても、その原因までをつかむことはできません。 ところで、資金
繰りの本来の目的は、不足資金の調達にあるのではなく、資金不足の根元を
解決することにあります。つまり資金繰り表だけでは、本来の資金繰りの目
的を果たすことはできません。そこで資金運用表が考案されました。資金運
用表とは、「連続する2期分の貸借対照表の残高の増減によって資金の動き
を把握し、一定期間に使用した資金の調達と運用を一覧で示したもの」と定
義することができます。
1)資金調達の手段
2)資金運用の方法
3)資金調達・運用の適正さの確認
4)資金調達の長・短期のバランスの適正さの確認
といった分析を通して、問題点を把握し、修正手段を捉え、適切な資金計画
を通して健全経営に結びつけることが目的といえます。そういう意味で資金
運用表が活用されます。
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