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よい決算書の作り方
良いP/L・B/Sの作り方
決算書の内容で金利・返済期間・融資金額等が大きく変わります。
ちょっとしたコツで企業の金融機関での格付けがアップする。そのコツを身につけることは
必要なスキルでしょう。
格付が上がれば、企業としては、
1) 融資が受けやすくなる
2) 金利が安くなる
3) 返済期間が長くなる。
4) 融資金額が多くなる。
等々さまざまなメリットがあります。
金融機関による格付けの基本となるのは、やはり経営者・企業が信頼できるかどうかである
と思います。
金融機関に「どうも不透明だ」「裏でなにやら動いているようだ」という印象を与えてしま
うと、すべての評価が低い方に傾いてしまいます。信頼を得るのは、日常の付き合いの中で、
会社の経営成績、財務状況、資金の流れなどを積極的に開示していく必要があるでしょう。
良い貸借対照表の作り方
信用格付は、資産査定と考えても良いです。バランスシートを如何に良化するは課題となります。
そのポイントとして、次の科目のチェックなども効果的です。
1) 在庫の前期比減少
2) 売上債権(売掛金など)の減少
3) 仕入債務(買掛金など)の増加
4) 定期預金等を解約しによる借入金等の返済
5) 現預金残高が一番多い月への決算月変更
6) 投資勘定(特に長期貸付金・役員貸付金)減少や無くす
7) 増資などによる資本金の増強
8) 小会社等の合併による規模・資本等の増強
9) 未使用資産の処分
10) 支払日を延ばすことによる現預金増加(特に月末)
11) 仮勘定(前渡金・立替金・未収入金・仮払金・短期貸付金等)の減少
特に仮払金は明確な科目に変更すべきです。
12) 不動産・設備等は賃貸・リース等への変更
14) 仮払金・役員貸付金等は仮払清算保険等(※)の活用にて保険積立金の利用もも一考
(※)仮払清算保険とは、役員が金融機関等からお金を借り、一時払い生命保険に加入し、
仮払金等を保険積立金に振り替えて会社の仮払を清算し、その後金融機関から役員が借りた
借金を役員報酬の増額等で返済していく方法である。役員報酬増額による源泉税負担増があ
るが、法人税の節税効果もある。
良い損益計算書の作り方
損益計算書から導き出される各種財務比率を改善させ、格付けアップさせる方法として以下
があげられます。
1) 雑収入にしているものでも売上にあげられるものを探す。
例)飲食業のタバコ売上は営業上の売上であり、雑収入ではない。
2) 外注していたものを内作し、売上総利益率を高める。
3) 採算の悪い店舗、部門等を閉鎖・売却する。
4) 金融機関との金利交渉を行い、支払利息を減らす。
5) 特別利益に計上していたものをなるべく営業外収益に計上し、経常利益率を上げる
6) 営業外費用に計上していたものを特別損失にもっていき、経常利益率を上げる。
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